代表 小谷野幹雄のブログ

2015年07月30日便利と破壊~新興ビジネスモデル~

小谷野です。

 

ネットを活用するビジネスモデルが次々と生まれています。
便利さや価格破壊をもたらすモデルが多いようです。

 

自宅や投資不動産を1日、週単位で貸し出すことができる仕組みがあります(Airbnbが著名)。東京都心マンションの一般賃貸だと利回りが4%程度ですが、ネットを使った日貸しだと10%近い利回りになる場合もあるようです。

 

外国人投資家で、日本の高層マンションで見晴らしの良い部屋を購入して、自国からの観光客に日貸しているオーナーもいるようです。
周辺住人は、夜な夜な外国人観光客のどんちゃん騒ぎに悩まされており、毎日不特定多数の外国人が出入りするので、マンションのセキュリティ機能は著しく低下し、また、住人なら誰でも使える共用スペースは外国人観光客で常に占有されているようです。

 

しかし、旅館業法上の問題は無く、東京オリンピックに向けて宿泊施設確保の観点から、政府は旅館業法の運用をさらに緩和していく方針を発表しています。

投資オーナーにとっては、ネット企業様々であるが、普通に生活している一般住人には迷惑千万のようです。

 

もうひとつ、世界に広まりつつあるサービスとして、一般人が自家用車を使ってタクシー業と同じ事をする、ライドシェア、タクシー配車などと呼ばれるサービスがあります。
スマホで簡単に一般ドライバーの配車が受けられ、タクシーよりも3~4割も安く利用できるようです。一般ドライバーのよい副収入にもなります。
この仕組みはもともと、流しのタクシーもなく移動手段が不便な場所で急速に発達した仕組みですが、現在は、都市部に広がっているので、タクシー業界が壊滅的な打撃を受け、タクシードライバーによる、この配車サービスを行っている一般ドライバー対する暴動が起きている都市もあります。
世界からタクシーという業種がなくなっていくかもしれませんね。
こちらのベンチャー企業Uberは、上場前の時価総額で6兆円を超えているそうです。

 

 

~ 米西海岸から「便利と破壊」の波 小谷野でした ~
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