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- 酒田で継承される舞妓文化 ~山形探訪~
小谷野です。
山形県は、個人的にとても好きな県です。
今回は、海に面した県の西側地域です。(海に面していない県と思っている方はお改めを)
(酒田舞娘)
県西部の街、酒田の訪問で驚いたことがあります。
京都の舞妓の文化が継承されているのです。
「酒田舞娘」といわれる方々が皆さんとても若い。
市内の相馬楼(竹久夢二美術館)では、実際に踊りを見ることができます。
また相馬樓は、中高生から通う「酒田舞娘」の舞踊の稽古場にもなっています。
「酒田で何故?」の疑問はすぐに解けました。
江戸時代、酒田は西回り航路である北前船の重要な寄港地であり、京文化が持ち込まれていたのです。
ところで、北前船は米などを運ぶだけではなく、寄港地で種々商品の売買をして商売をしながら移動する総合商社でもあり、大きな富をもたらしたようです。
酒田では本間家が大地主、豪商として有名です。
蛇足ですが、本間ゴルフを創業したのもこのご一族のようです。
(山形のお米と山居倉庫)
山形県は山が多いイメージがありますが、西側の庄内平野は巨大で、日本有数の米どころです。
旅館で何度も食した「つや姫」、「雪若丸」は、記憶に残る銘柄になりました。
山居倉庫は、米どころ酒田のシンボルで、米の積み出し港として賑わった歴史を今に伝える巨大な米倉庫です。
明治時代である1893年に建てられ、2022年まで129年も使われていたそうです。
~羽黒三山と夕陽を見ながら庄内平野をドライブ、小谷野でした~