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- おしん ~山形探訪(2)~
小谷野です。
山形探訪の続きです。
1983年4月に始まったNHKの連続テレビ小説「おしん」は、平均視聴率52.6%、最高視聴率62.9%というお化け番組でした。
日本だけで無く世界各国で大ブームになり、シンガポールでは視聴率が80%、中国75.69%、イラン90%となるなど、番組の放映中は街がひっそりとしたり、お祈りの時間を変えたり、経済進出を進める日本への反発感情を和らげることに貢献したなどとも言われました。
子役の「おしん」を演じた小林綾子さんの演技が卓越していたことを今でも覚えています。
そして、原作・脚本の橋田壽賀子さんは、同じ公益財団の役員として話をする機会が何度かありましたが、こちらも「渡る世間は鬼ばかり」などヒット作を次々に生んでいく、天才肌の方でした。
(一県内河川で日本最長の最上川)
奉公に出るため、「おしん」が、幼少で家族と別れ、筏に乗って川を下っていくシーンはとても印象深いものでした。
この川が最上川です。
全長は229kmで、一つの都道府県のみを流域とする河川としては日本最長です。
山形県の76%の土地の水がこの最上川に注がれるそうです。
(山形は温泉王国)
県内で知名度ある銀山温泉は、「おしん」の母、泉ピン子演じる「ふじ」が奉公に出た場所です。
酌婦として家計を支える設定でした。
スキーをする人には、蔵王温泉が有名かも知れません。
硫黄の香りがする白い湯で、強酸性の硫黄泉です。
県南にある米沢八湯は、それぞれ異なる特徴で山奥の秘湯が多く大自然が楽しめます。
以下、おしんとは関係ありませんが、にわか山形大使からのPRです。
(世界一のクラゲの水族館)
県西の海沿いの街、鶴岡には60種類以上のクラゲを擁す、ギネス世界一を取得した、クラゲドリーム館(加茂水族館)があります。
クラゲラーメン、クラゲアイスも人気のようです。
(本物のクラゲは使っていません)
(鶴ヶ岡城)
上記鶴岡には、続名城100にも選ばれている鶴ヶ岡城があります。
関ヶ原の戦い後、上杉家が米沢に減封されて山形城を本拠とする最上義光が、この鶴ヶ岡城を支城として庄内地方を治めました。
その後、酒井忠勝が初代庄内藩主となって城の大改修を行い、この鶴ヶ岡城を拠点として酒井家が幕末まで治めました。
(フルーツ王国)
山形県が全国生産高1位の果物は、西洋ナシ、サクランボ、アケビ、スグリがあります。また、リンゴ、桃、メロン、ブドウなども上位にランクインしています。
~外国人旅行客が(まだ)少ない貴重な地域、小谷野でした~
(世界一のクラゲ水族館 鶴岡クラゲドリーム)