- HOME
- 代表 小谷野幹雄のブログ
- 身近な価値に疎い日本人 ~世界遺産、熊野三山②~
小谷野です。
日本人は日本が持つ自然美の価値に疎いと言われます。
日本の豊かな自然を日常的に見ているので、見慣れ(見飽き)て、特別の価値を感じない人も多いようです。
熊野三山を訪問した際には、周辺の宿泊ホテルは外国人で溢れていました。
熊野の地域は、空港から遠く、車や電車での移動も長時間になります。
このような不便な場所に外国人を惹きつけているのは、日本の自然美のようです。
紀伊山地は世界遺産に登録されていますが、その中でも外国人に人気の熊野古道は日本人には見慣れた山道ですが、外国人には美しい木々に囲まれた極上のトレッキングコースのようです。
ちなみに、巡礼の道として世界遺産に登録されているものは、世界に2つしあかりません。
スペインとフランスにまたがる「サンティアゴ・デ・コンポステーラ(キリストの使徒ヤコブの遺骸があるとされるキリスト教の聖地)への巡礼路」と熊野古道と言われる「紀伊の参詣道」です。
世界遺産の登録制度は1972年に始まっていますが、日本では20年以上経過した1993年に「法隆寺」、「姫路城」、「屋久島」、「白神山地」の4ヶ所が最初に登録されました。
「紀伊山地の霊場と参詣道」は2004年に登録され、現在は合計で25件が世界遺産に登録されています。
~見慣れた奥方もバリュアブル、小谷野でした~