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- 財政改革の目的が霞む~消費税UPを正式発表~
小谷野です。
安部首相は今週、消費税率アップを宣言しました。
来年4月から8%への税率の引き上げは、民主党の野田首相が政権と引き替えに成立させた法律で驚きはありませんが、
景気対策と称した追加予算、個人への6100億円の現金のバラマキには驚きました。
食料・医薬など日常品の軽減消費税率、生活保護政策で対応すべきところで国民満足度も低いバラマキ政策を打ち出すとは、「何のための増税」と疑問符が頭に浮かびます。
日本の借金は1000兆円を超え、猛烈なスピードで増加しています。
借金がGDP(国内総生産)の2倍を超え、突出した不健全財政です。
先月「強いドイツ」を連呼して、続投が決まったメルケル首相率いるドイツの債務のGDP比率は0.8倍(米英1.1倍)です。
フローで支払う金利も巨額です。平均金利1%で、年間10兆円の利息、毎月8300億円、
「1日約280億円」の金利が発生しています。
現在の消費税5%分は国債の金利ですべて消えているのですね。
政治の話は評論家!と怒られそうなので、さて企業経営の話です。
企業活動における会議も目的を見失い迷走する場合があります。
目的を見失う会議を観察してみると、
[1]議長がスタート時に会議の目的を明言しない
[2]参加者が各議案が報告事項なのか、アイデアを出し合うような協議事項なのか、決定する審議事項なのかを理解していない
[3]他人の意見に意見をかぶせる状況が続く
[4]枝葉末節の論点で盛り上がる
[5]一度決まった事をもう一度議論を始める
[6]議事進行役の力量不足
などが原因に挙げられます。
~ 国の借金を子供の数(*)で割ると1人6千万円・・・小谷野でした ~
(*)15歳未満1649万人(2013/4/1現在)