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- 意見の否定は人格の否定ではない~会議現場から~
小谷野です。
仕事柄、社内会議・業界団体会議・諸団体会議など様々な会議に参加しますが、根回しが終わった後の穏便なケースが大方です。
しかし、協議事項で、意見のやりとり最中、自分の意見に否定的なことを言われると、自分を人間として否定されたと勘違いし激高して議論の論点から外れる人をたまに見かけます。
会議後も当事者間にしこりが残る場合が、日本では少なくありません。
米国ビジネススクールでの経験です。授業で討論は激論になります。
日本人には喧嘩をしているように映ります。そんなに相手のアイデア、意見に強い否定形を使わなくてもなどと、仲裁に入りたくなる場面もありました。
しかし、これが正常な状態と気づくのに時間はかかりませんでした。
「私はあなたの意見には反対である。なぜなら・・・」
これは相手の意見を否定しているのであって、相手の人間性や人格を否定しているのではありません。授業が終わると、仲良く激論連中が食事に出かけます。日本社会ではあまり見かけない光景でした。
~ 「プロレスラー・血闘のあとに・キャッチボール」
おそまつ川柳家 小谷野でした ~