代表 小谷野幹雄のブログ

2015年12月10日真の日本ワイン~スロービジネスが支える~

小谷野です。

 

12月ののびよう会では、望年会イベントとして、真の日本ワインを取り上げました。
エリート金融マンの道から、新潟で大好きなワイン作りに身を転じた、フェルミエワイン主宰、本多孝さんを講師にお迎えしました。

 

国内のワイン市場では、その30%が国産ワインといわれていますが、国産とはいえ、輸入原液などをボトリングしているだけだったりします。

 

日本の畑でぶどうを栽培し醸造した真の日本ワインは国内市場の僅か6%しかありません。この真の日本ワインへ挑む人たちがTVでよく取り上げられますが、本多さんもその一人です。

 

平成30年10月30日から果実酒等の製法品質基準が変わります(H27.10.30国税庁告示)。
上述の真の日本ワインのみが「日本ワイン」と表示できるようになります。
多くの輸入原料を使ったワインは日本ワインといえなくなるのです。
無形文化遺産の和食とあいまって「日本ワイン」のブランディングが強化されるでしょう。

 

ところで、昨今の経営では常に、スピード・スピード、拡大・拡大と叫ばれますが、その対極にあるのがワイン事業です。
苗を植えても1-2年で回収できるわけではなく長期の事業計画、資金計画が必要です。急速な拡大も、よい物づくりには決してプラスにならないようです。

 

栽培・醸造家は100年先まで考えて行動しているそうです。
確かにワインはビンテージという時間軸を楽しめます。
ビールや日本酒では何年ものとは言いません。

 

~飲んでいるときは飲み足りなく、飲み終わるといつも飲み過ぎ 小谷野でした~
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