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- 真夏のバレエ ~エトワールが集合~
小谷野です。
猛暑の時期は、室内での芸術鑑賞です。
前回の美術館に続いて、今回はバレエの紹介です。
先週は上野の東京文化会館で開催された「ル・グラン・ガラ2023」に、パリ・オペラ座のトップスターが集結しました。
ガラとは特別な催しを意味し、エトワール(*)始め人気ダンサーが次々と登場し、短い時間で異なる演目の踊りが見られます。
歌舞伎で言う、顔見世興行でしょうか。
(*)エトワールは仏語で星、スターの意味、最高位のダンサーを言います。
2023年3月に、350年という最古の歴史を持つこのパリのオペラ座のバレエ団で日本人ダンサー「オニール八菜」さんが、初めてエトワールに昇格して話題になりました。ちなみに、パリ・オペラ座のダンサーの格付けは、「エトワール→プルミエ・ダンスール→スジェ→コリフェ→カドリーユ」です。
また、今週8/10(木)-13(日)、東京有楽町の国際フォーラムにおいて、ウクライナバレエ団による、「SWAN LAKE ON WATER ~ついに、ほんとうの水を得た『白鳥の湖』~」公演があります。
チケット代金の一部がウクライナに寄付されます。
この公演は、通常のクラッシックバレエの演出と異なり、実際に本物の水の上で踊り、プロジェクションマッピング、ウォータジェットを使った巨大な噴水の演出など、見たことがない白鳥の湖になりそうです。
音楽は東京フィルハーモニー交響楽団が担当します。
(バレエの歴史)
バレエの発祥は14世紀ルネッサンス期イタリアで、その後16世紀のフランスで花咲いた舞台舞踊です。
しかし、フランス革命後、舞台は宮廷から劇場へ移動し、19世紀に入ってからは印象派画家エドガー・ドガの作品にも出てくるように、貧しく身分の低いダンサー達には生活のためにパトロンが必要で、低俗化して一時衰退したと言われています。
一方ロシアでは、宮廷バレエから独自の技法を開発し、クラシック・バレエ古典の定番を確立し発展を続けたようです。
~ダンサーを見てダイエットの再決意、小谷野でした~