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- 新作『火の鳥』超人気 ~八月大歌舞伎~
小谷野です。
猛暑が続いています。
休みは屋内娯楽に限ります。
現在、東京東銀座の歌舞伎座では、八月納涼歌舞伎が活況を呈しています。
三部制を取っており、その中でも第二部に上演される、人間国宝 坂東玉三郎さんの新作『火の鳥』(竹柴潤一原作、坂東玉三郎&原純演出)が、人気を博しています。
火の鳥は、伝説上の鳥で不死鳥「フェニックス」として、世界中で物語が生まれた題材です。
個人的に「火の鳥」と言えば、手塚治虫の漫画(1954-1988)を思い出します。
永遠の命が欲しい大王(松本幸四郎)の命令で、二人の子供が火の鳥を捕まえるために長い旅に出ます。
捕獲には失敗しましたが、大王と息子達の前に火の鳥が現れ、「永遠とは何か」を語ります。
火の鳥は、真実の永遠は「魂」だと語り、仮初の栄華や儚い美しさに囚われ、地球を汚し、国同士が争い愚行を繰り返すことが人間に必要な努めなのかと問いかけます。
最後は、坂東玉三郎が翔びます(初めて見ました-ネタばれ?)。
二人の息子は、人気の若手役者、市川染五郎(松本幸四郎の息子)、市川團子(市川中車-香川照之の息子)が務めます。
~諸行無常、今が大切、小谷野でした~