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- イグノーベル賞2021 ~笑わせ考えさせる~
小谷野です。
ノーベル賞のパロディでもあるイグノーベル賞は、人々を笑わせるだけでなく、考えさせられる研究に授与されます。
2021年、日本人研究者は15年連続の受賞となりました。
「動力学賞」に選ばれたのは、京都工芸繊維大学の村上久助教授の研究グループでした。
「歩きスマホをする人が、ほかの歩行者たちに与える影響」
歩きスマホをする人がいると、周りの人の歩く速度も遅くなり、衝突回避のために大きく動き、危険度が増すことを実証しました。
近年、消防庁は繰り返し、歩きスマホ、自転車スマホ事故による救急搬送が増加している旨の警告を出していますので、これは真面目な実証研究でした。
「化学賞」では、ドイツの研究者が、映画の視聴者は映画の内容によって異なる匂いを放出することを発見しました。
「経済学賞」では、フランスの研究者らが、政治家の肥満率は国の汚職による汚染度と相関していることを発見しました。
「生物学賞」スウエーデンの研究者は、10年にわたりネコの多種多様な鳴き声を音響学的に分析し、ネコの意思を識別できる可能性を示唆しました。基本となる鳴き声は19種類あるそうです。
「生態学賞」スペインの研究者が、道ばたに吐き捨てられたガムに含まれる細菌の変化を研究しました。これらの他に、2021年は10部門でイグノーベル賞が授与されました。
~ネット断捨離をネットで研究、小谷野でした~