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- 金利上昇アンケート ~心配するが静観~
小谷野です。
金利が上昇しています。
銀行業は貸出金利ざやの拡大により先月、最高益を更新する決算発表が続きました。
そこで今回、中小・中堅企業の経営者・財務責任者500人に、長期金利上昇が経営に与える影響についてアンケートを実施しました。
次のリンク先をクリックして、回答項目や図表をご覧ください。
小谷野税理士法人調べ【アンケート調査:長期金利上昇 2025.6】
また、このアンケート結果は、自由にリンクを張ってお使いください。
(テキストで貼り付ける方はこちら https://koyano-cpa.gr.jp/archives/news/18011 )
Q1. 長期金利の上昇について、貴社ではどの程度関心がありますか?
過半数(56.8%)の経営者・財務担当責任者が金利動向、金融政策への関心が高まっているようです。
Q2. 金利上昇により、貴社の資金調達や借入にどのような影響がありますか?
借入コストの上昇や資金調達計画への影響を危惧する結果もある一方、3割以上の企業が特に影響がないと回答し、現時点での影響はまだ限定的のようです。
Q3. 金利上昇は、今後の設備投資や事業拡大に影響を与えますか?
投資計画の縮小・延期決定は1割に満たず、影響の度合いを見極めている現況のようです。
Q4. 貴社の取引先や顧客について、金利上昇による影響を感じていますか?
消費者の購買意欲の減退、取引先の資金繰り悪化、取引量の減少など、取引先や顧客に広がる影響を経営者は感じ始めているようです。
Q5. 金利上昇に対して、貴社で実施または検討している対策はありますか?
現状ではまだ静観が過半数であり、これから借換え交渉や借入圧縮など具体的な行動が始まると思われます。
中小・中堅企業においては、金利上昇への危惧は持っているようですが、変動金利から固定金利への変更、設備投資の削減などの本格的な行動は、まだこれからのようです。
~様子見で、鬼が出るか蛇が出るか、小谷野でした~