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- 災いは何を残すのか ~生のふれあいは減るのか~
小谷野です。
中小企業の経営者の皆さんは現在、「従業員の健康」と「事業・雇用の維持」
という命題に苦しみ取り組みんでいます。
努力のよりどころは、「前進をやめなければトンネルは必ず抜けられる」でしょうか。
ところで、今回の災いの収束後、生で人が人と接するふれあい文化に
大きな影響を与えると危惧する人が多いようです。
●営業カンパニーの社長
仕事のやり方として、ネットでの面談、会議、フォーラムなど、
人が直接会しない方法が増えることに対して、
「オレが今までしてきた、お客様とできるだけ長く時間を共有し、
プライベートも含めた様々なコミュニケーションで
相互理解を深めて、強く深い関係を維持する昭和の営業マンの姿は、
時代錯誤と嘲笑される時代になるのだろうか。」
私も若い頃、朝までお客様と飲めば、その後の商売はやりやすい、と
先輩から言われました。
●宴会施設
生で人と人がふれあう機会が減っていくのでは。
仕事に限らず、個人生活の中でも、結婚披露宴はしない、
葬儀は少人数の家族葬にするなど、人が集まる機会は加速度的に
減少していくのではと心配されています。
●経営コンサルタント
リーダーに必要なスキルに変化が生まれる。
オーラルコミュニケーション(口頭での意思伝達)能力は
リーダーが持つべき重要なスキルでしたが、ネット社会で重要な、
SNS上の文章能力と、図、写真、動画を駆使できる
ビジュアルコミュニケーション能力の方が
重要なリーダーのスキルになるかも知れません。
●メディア業界
STAY HOMEは、リアル(現実)とバーチャル(仮想・インターネット上)の
境目をさらに曖昧にしていく。
自分の好きな情報のみに接して、自分と嗜好が会う人だけと
SNSで交流するバーチャル村に人々が住むようになり、
このバランス感覚のない人たちの村(クラスター)同士の衝突が
繰り返され激しくなることを危惧していました。
人と人のふれあいの中で生きてきた、昭和オヤジの居場所がなくなる。
~同窓会もネット? 小谷野でした~