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- 柔道の勝敗がわかりません~「公正」追求の果て~
小谷野です。
オリンピック柔道をTV観戦して感じたことです。
勝敗判定が複雑ですね。
主審・副審に加えてジュリーという審判委員がいるようです。
旗3本の色を全部ひっくり返すほど、このジュリーの権限は大きいようです。
判断項目いろいろ、判断基準いろいろ、判断する人がいろいろ、です。
「公正」を追求して出来た仕組みなのに、選手や観客の不満は増大しています。
どこか企業経営の中で聞いたことがあります。
人事の評価制度です。
従業員の不満が出ないように評価項目をたくさん制定し、
その判断基準を細かく制定し、評価する人が何人もいて、
「公正」を追求するのが多いパターンです。
しかし、その多伎にわたる評価項目、点数基準、評価する人たちへの疑問や不満は増長し、
「公正」追求という制定目的は達成されずに、人事評価のことでマネージャーや従業員が
莫大な労働時間(不平不満の議論している時間も含めて)を費やしている。
一方で、社長1人がエンピツを舐めて(失礼)、
相当数の全社員の評価・給与査定している会社がありますが、
効率的で、おまけに問題発生が少ないという事実があります。
主審が間違えたらそれも歴史・伝説として受け入れる。
アナログ的な側面も、スポーツ観戦の楽しさだと思います。