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- イグ・ノーベル賞~笑わせ、考えさせる~
小谷野です。
今年もイグ・ノーベル賞の授賞式がハーバード大学でありました。
イグ・ノーベル賞は、「笑わせ、そして考えさせる」をコンセプトにした1991年から始まった
ノーベル賞のパロディー版とも言われます。
日本人が見事に12年連続受賞となりました。
長野県の昭和伊南総合病院の堀内博士が大腸内の内視鏡検査で、
座ったまま自分で使用できる方法(通常は横になって行う)を開発したのがその受賞理由です。
検査が身近になり小児患者には特に役立つそうです。
2018年は、この他、
・ジェットコースターで腎臓結石、尿管結石を除去する研究
・チンパンジーが人間の真似をすることの証明
・人間の唾液が洗剤と同等の働きを持つことを測定した研究
・自動車運転中に叫んだ暴言頻度、動機、その効果の測定
などなど、どれもまずは笑いを誘います。
現在、東京水道橋の東京ドームシティでイグ・ノーベルの世界展を開催中(~11/4)です。
過去の受賞研究がパネルや立体模型でよくまとまっています。
ノーベル賞とイグ・ノーベル賞の国別受賞者数を並べてみると、発見がありました。
ノーベル賞受賞者数上位であるドイツのイグ・ノーベル賞の受賞数が異様に少ないのです。
お堅い文化感、奇人が少ないのか理由はよく分かりません。
こんな発見でも、賞に応募したくなります。