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- 第100回のびよう会~地図より羅針盤~
小谷野です。
100回記念「のびよう会」(※)及び「望年会」には、大変多くの方々にご参集頂き感謝申し上げます。
講師には竹中平蔵様をお招きし、経済・金融・政治の世界情勢について多くの気づきを得る事ができました。
印象に残ったのは、世界情勢における3つのマクロ視点でした。
1.大衆迎合主義(Hyper-Populism)が強くなっている
富裕層と貧困層の断層が深まっており、大衆の過度なポピュリズムが危険な状態にある。
小さな問題を異常なまでにマスコミと大衆が一体化してたたくようなエキセントリックなムードが強まって いる。
2.長期の経済停滞 (Secular Stagnation)
貯蓄と投資を均衡させる利子率はほぼゼロ%であり、 投資機会が極端に減っている。
インフラ整備(羽田空港に新幹線駅・・)、官の仕事の民間委託を加速させる規制緩和が必要になっている。
3.第4次産業革命の最中
[1]AI、[2]ロボット、[3]IoT、[4]ビッグデータ、
[5]シェアリング・エコノミー、をキーワードとした産業革命の最中にある。
AIやロボットの発達は、既存の職業が無くなる危機を生む。
シェアリング・ビジネスは、新しい需要が開拓される一方、廃れる側面も出てくる。
例えば、カーシェアリング・ビジネスの発展は自動車の減少、駐車場需要の減少などを招く。
経営者は、地図(map)ではなく羅針盤(compass)を持ち、自らの頭で考え洞察し、
その考えを伝え、組織を動かすリーダーシップを発揮しなくてはならない。