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- 繰り返される投資詐欺(6)~騙す手口・守る手口~
小谷野です。
日経平均株価は、「アレ(過去の最高値38,915円)」どころか4万円を超えました。あちらこちらで資金運用に関する会話をよく聞くようになりました。
その傍ら、資金運用詐欺は似たような手口で繰り返され、真面目に生きてきた人の人生を破綻させています。
その警鐘のためのシリーズ化で、今回は事例紹介の続きです。
1.太陽光発電の投資詐欺
私の知人が、太陽光発電のパネルも設置されていない開発段階の話で、騙されました。
優先的に開発する権利があり、電力は特別に高く国が買い取ってもらえるという話でした。
知人は業者から、開発資金が不足しているので投資金額を先に振り込んでほしいとの依頼を受け、全額支払いました。
知人から相談を受けて調べてみると、初めから開発許可もなく計画自体頓挫しており、事業開始は不可能であることが明確でした。
政府が電力の買い取り保証をすることで、大手企業から中小企業まで、多くの事業者が太陽光発電事業に参入しました。
この政府による固定価格買取制度(FIT)は、投資家の安心感を生むので、そこにつけこんだ事件でした。
1.M資金詐欺
過去において多くの会社、個人がM資金に騙されました。
その中には不思議にも、著名な上場会社も多く含まれています。
大型融資を受けるために、手数料を先に億単位で支払わせるのが特徴です。
M資金とは、GHQが残していった巨額資金があるという触れ込みで、マッカーサーのMを取った(諸説あり)などといわれています。
アフリカのナイジェリアを舞台にしたN資金詐欺もあります。
1.仮想通貨
仮想通貨は運が良ければ何百倍にもなるイメージがあります。
実際に1000倍を超えた仮想通貨も過去にありました。
大手金融機関を名乗った勧誘、SNSを使った手口が多いようです。
また企業の資金調達として、トークンやコインという仮想通貨を発行するICO(Initial Coin Offering)手口があります。
著名な芸能人をうまく活用して被害を拡大したケースもありました。
また実在している仮想通貨でも、ある日突然取引停止や、発行会社が倒産したりします。
1.D9クラブ
ブラジルの投資会社の名称で、1日1%の配当を謳い、実際の運用はしないポンジスキームでした。
上記でとりあげたのは、ほんの氷山の一角で、まだまだ呆れるほどたくさんの詐欺的な投資があります。
~詐欺ネタは無限、小谷野でした~