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- 新年の東京散策 ~オペラ年~
小谷野です。
今回は新年1月の東京散策からです。
<アーティゾン美術館-東京駅>「パリ・オペラ座」
美術館散策で一番見応えがあったのは、東京駅近くのアーティゾン美術館(旧ブリジストン美術館)で開催中の「パリ・オペラ座 -響き合う芸術の殿堂-」です。
鑑賞に2時間では足りないほどの展示品があります。
パリのオペラ座は太陽王ルイ14世が1669年に設立、現在のオペラ座は、ナポレオン三世が建設を命じ(完成時には失脚)、設計者には無名な若者ガルニエが指名され、1875年完成しガルニエ宮と呼ばれています。
展示内容は350年の歴史から、建物資料、歌劇やバレエの舞台装置、衣装、著名作曲家の直筆楽譜、絵画、映像までと、珍しい展覧会です。
シャガール、マネ、ドガなどのオペラ座に関係する歌劇、バレエの絵画多く展示されています。
ところで、ミュージカル「オペラ座の怪人」で怪人がクリスティーンを船に乗せて登場する、オペラ座の地下湖が、小さいですが本当にあることに驚きました。
<東京文化会館-上野>「カルメン」
ウクライナから国立歌劇団が来日し、日本13都市でオペラ、バレエ、演奏会を催しました。
東京での1月公演は「カルメン」。
昭和人間には、70年代活躍したピンクレディーの振り付けが浮かんでしまいますが、その題材にもなった、恋多き、移り気で奔放なジプシー女工の物語です。
オペラ歌劇で使われる曲目はCMなどで馴染みの曲がとても多く、日本国内における知名度の高さに驚かされます。
<上野の森美術館-上野>「兵馬俑と古代中国」
中国西安には、秦の始皇帝(*)の兵馬俑を見るために一度は訪れたいと長年思っていますが、今回その一部が上野で見られます。
壮大な始皇帝陵にある8000体の俑は、同じ顔がどれ一つ無いそうです。
また、等身大の兵馬俑は秦の始皇帝陵のみで、後の漢からは小さくなっています。
(*)550年も続いた群雄割拠の春秋戦国時代をBC221にまとめたのが秦の始皇帝です。
今年は、ローマ歌劇団の来日もあり、オペラのイベントが多そうです。
~オペラに傾注、小谷野でした~