代表 小谷野幹雄のブログ

2020年10月09日電気自動車の普及 ~ホンダF1撤退~

小谷野です。

 

 

先週末ホンダが、F1の撤退を表明しました。

 

 

2019年に久しぶりの優勝があっただけに残念です。
個人的にはモータースポーツが好きで、かつては、F1は日曜深夜のライブ放映(現在、地上波での放映はありません)

を見たり、シューマッハ(ドイツ)やアロンソ(スペイン)の戦いを見るために鈴鹿サーキットに足を運びました。
(レース終了後の大混雑は大変でしたが)

 

 

ところで、世界各国・地域でガソリン車、ディ-ゼル車の新車販売を禁止する年度が公表されています。
ガソリンや軽油を燃やして動力を得る内燃エンジンの終わりが現実的になってきました。

 

 

ホンダは、ブランドイメージや市販車への開発技術のフィードバックを理由に、

F1の開発費に毎年百億円単位のお金を使っていたようですが、
電気自動車など環境対応車開発が大きく遅れているためF1撤退となったようです。

 

 

私も、電気自動車の本格的な普及は、運動性能、航続距離、充電時間などの問題から相当先と考えていましたが、

現実は異なるようです。

 

 

米国の電気自動車メーカー「テスラ社」のHPを見て驚きました。

販売中の4ドアセダンSクラスの上位機種の走行性能は、

 

0→100km 2.1秒以下/最高速度 320km/航続距離 840km以上

 

下位モデルでも、高価な著名スポーツカーよりも速いのです。
ギアが不要の電気モーターのトルク特性が加速数値に表れています。
現状での電気自動車のアキレス腱は充電時間と充電施設数ですが、時間が解決しそうです。

高級路線であったテスラ社ですが、中国ではじめて単独資本で自動車工場をもち、
計画通り廉価な大衆車の大量生産が始まっています。

テスラ社の2019年の自動車販売数はトヨタの30分の1にもかかわらず、株式の時価総額はトヨタの2倍ですが、

単なるバブルと言い切れない側面があります。

 

 

今回のホンダのF1撤退を、周回遅れの決断と揶揄したメディアの酷評は、的を得ている可能性があります。

 

 

 

                                           ~内燃機関は博物館へ? 小谷野でした~

 

 

 

(テスラHPより Sクラス)

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