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- イグノーベル賞 ~笑わせ考えさせる~
小谷野です。
先月、イグノーベル賞が米ボストン大学で発表されました。
イグノーベル賞とは、人を笑わせ考えさせた研究に与えられる賞です。
ノーベル賞のパロディとして1991年に創設されました。
今年も「生物学賞」部門で、日本人の受賞があり、日本人19年連続の受賞となりました。
「生物学賞」 :「シマウマのような縞模様を書いた牛が、ハエに刺されないようになるかを調べた研究」
真っ黒の牛よりもシマウマ模様をスプレーで付けた牛の方が、虫が寄ってこないことを立証しました。牛の痛みやかゆみストレスが減り、牛の発育に好影響があると期待される研究でした。日本の農業・食品産業技術総合研究機関の方の研究です。
<2025年受賞したその他の賞(抄)>
*「心理学賞」:ナルシストとナルシストでない人に「あなたは賢い」と伝えるとどのような反応が起こるのかの研究
*「航空学賞」:アルコール摂取が、コウモリの飛行能力やエコロケーション能力を低下させるかを研究したことに対して。
*「小児科学賞」:母親がニンニクを摂取すると、授乳中の赤ちゃんにどのような影響を与えるのかの研究
*「栄養学賞」:ある種のトカゲは、ある種のピザを選んで食べるのかを調べたことに対して。
*「平和賞」:お酒を飲むと、外国語を話す能力が時々向上することを示した研究
*「物理学賞」:パスタソースの物理学の発見、不快感の原因になる凝集につながる可能性のある相転移の発見
毎年のことですが、顔が思わずニヤけてしまう研究ばかりです。
~夏のアブ対策は縞模様服、小谷野でした~