時代の流れは本当に早いものですね。2019年も様々なブームがありました。日経トレンディから
発表された2019年のヒット商品ランキングの一部は以下の通りです。
1位 ワークマン
2位 タピオカ
3位 PayPay
4位 ラグビーW杯2019日本大会
5位 令和&さよなら平成
6位 ボヘミアン・ラプソディ
7位 Netflix
8位 米津玄師
9位 ルックプラス バスタブクレンジング
10位 ハンディーファン
どうでしょう?個人的には概ね納得できるランキングでした。なかでもタピオカは自宅の最寄駅周辺のラーメン店やカフェがタピオカ店になったのを目の当たりにしたこともあり、強烈に「流行ったな~」という印象があります。現在のタピオカブームはLCC(格安航空会社)の台頭などから台湾に行きやすくなり、台湾グルメが流行したことに加え、インスタグラムでの「SNS映え」がブームを加速させたそうです。
そうなると「なぜLCCが台頭したの?」という疑問がわきます。そこで国内LCC会社であるジェットスター航空について調べてみると、設立は2004年で台湾便の就航は2015年11月でした。2018年からのタピオカブームを考えると、2年ほどのタイムラグはありますが、関連性がうかがえます。LCCについては2010年5月に国土交通省成長戦略にてLCCの参入促進が行政施策目標として規定されていました。これは既存航空会社の競争力向上と成長著しいアジア地域からのインバウンド旅行者の受け入れ態勢を強化することを目的としていました。
そうなると「なぜアジア地域はその時期に急成長を遂げたの?」という疑問が、、、これってまさにあの「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいな話ですね。ブームの起因をたどると意外なことが引き金になっていたりするものです。
この思考を逆転させて、いま起こっている出来事から次の展開を予測することでブームの火付け役となることができるかもしれませんね。