赤の女王仮説は、進化に関する仮説のひとつです。
「他の生物種との絶えざる競争の中で、ある生物種が生き残るためには、常に持続的な進化をしていかなくてはならない」というものです。
敵対的な関係にある種との間での進化的軍拡競走と、生殖における有性生殖の利点というふたつの異なる現象に関する説明ですね。
いやいや、そんなにむずかしくする必要はないんです。
赤の女王仮説は、ルイス・キャロルの童話「鏡の国のアリス」に登場する赤の女王の言葉、
「ひとところに留まっていたければ、全力で駆けなければならない」から着想を得た進化についての考え方です。
こっちのほうが圧倒的にわかりやすいですよね。
もっとわかりやすくするとすれば、「走り続けてようやく現状維持ができる。」というようなところでしょうか。
立ち止まった時点で進化は止まってしまう。
まわりが一様に動き続けているのであれば、止まっていたら後退していくことになるよね。
みたいなことでしょうか。
あくまで仮説ですので、定説としてなんらかの立証がされているわけではありませんが、けっこう身につまされるような感じがしますよね。
進化というと語彙が拡いですが、時代に適応した”変化”が求められていると考えると、勉強でも仕事でもスポーツでも、個人でも会社でも組織でもすべてこれに当てはまるということもいえます。
だからなんだというわけではなくて。
つまりはそういうことです。