先日、親族に誘われてチューリップの50周年記念ツアーに行ってきました。
それまではなんとなく有名な曲をいくつか知っているくらいだったため、せっかく行くのだから!と取り敢えずベスト盤を聞きこんでいったのですが、50周年記念ということもあり、当日は古い曲も多く演奏されていました。
とても付け焼刃の勉強では足りない程たくさんの(知らない)曲をやってくれていたのですが、財津さんが1曲1曲、丁寧に当時のエピソードを交えながら曲振りをしてくれていたため、初めて聴く曲も楽しみながら聴くことができました。
私は全く知らなかったのですが、チューリップの楽曲は作った人が歌うという決まりがあるようで、ボーカルの財津さん、姫野さんだけでなく、ドラムの上田さんやベースの宮城さんも歌う曲があり、その多様性が面白かったです。
約50年の歴史の中には様々なことがあったようですが、曲振りの際に語られるエピソードはとても興味深く、長年のファンでも知らないような情報も含まれていたりと、初見も古参も楽しめるトークは素晴らしいなと思いました。
一番印象に残った話では、「ぼくがつくった愛のうた(いとしのEmily)」という曲があるのですが、「Emily」の由来は当時チューリップがお世話になっていた「東芝EMI」から来ていた、と話していて、一緒に来ていた親族も、長年の疑問が解けた、と話していました。
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私たちの業界も専門用語が多いので、初見の方にも伝わるようにお話しするためには、やはり前振りというものがとても大事だな、と身をもって実感しました。
コンサートが終わってからも事あるごとにチューリップの曲を聴いています。
アンコールツアーも始まっているので、機会があればもう一度行きたいなぁなんて考えています。
余談ですが、コンサート中に財津さんが拍手でアンケートをとった年代調査では、60代の方が一番多く来場されていました。
上は90代の方までいらっしゃっており、幅広い年代に支持されているのだなと実感しました。
50年の歴史にはとても敵いませんが、私たちの仕事も、任せて良かったな、また頼みたいなと思われることを目指して日々研鑽を積んでいきたいと思います。