困ったことに備える心、と書いて「困憊」。
はい。
環境危機時計を知っていますか。
地球環境の悪化に伴って回答者が人類存続に対して抱く危機感を時計の針で表示したものです。
毎年危機感の認識調査をして更新しています。
気になる方はHPもありますのでどうぞ。
https://af-info.or.jp/ed_clock/index.html
さて、この環境危機時計。
00時から03時⇒ほとんど不安はない
03時から06時⇒すこし不安
06時から09時⇒かなり不安
09時から12時⇒きわめて不安
という、ほとんど不安を感じている状態から”有識者”という方々が環境に対する認識を時間で表します。
1992年から30年分の調査結果が時刻で表示されるのですが・・・正直ひどいです。
調査開始当初の1992年には7:49(かなり不安)という結果でした。
1996年にはじめて9:13(きわめて不安)となり、世界平均で環境意識が高まる結果になっています。
その後は、
2001年⇒9:08(きわめて不安)
2006年⇒9:17(きわめて不安)
2011年⇒9:01(きわめて不安)
2016年⇒9:31(きわめて不安)
2021年⇒9:42(きわめて不安)
と、じりじりと9時台の後半まで危機意識が伸びてきています。
そして今年2022年は、9:35(かなり不安)という結果でした。
はい、そうです。
30年間すーっとただただ不安に感じているだけなんですね、この調査。
もちろん、環境保護に対する取り組みそのものは行っていますが、それはみんなもある程度意識しながらやっていることですよね。
言うほど認知度も高くないので世界規模でやっている調査のわりに”だからどうする”みたいなことにもならない。
いや、大事だと思いますよ、危機意識を持つのは。
でも、こちらから見ると、だからなんなの?となってしまうというか。
しかも人類存亡って。
地球のことを考えてるとしても厚かましいというか”どこから目線”なの、ってなるのに、はっきりと人類のことしか考えていないのがまた気になるというか。
いや、活動はすばらしいんですよ。ちょっといろいろと気になるというか、はい。
むずかしいですね。
ではまた。