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2021年04月27日 / 投稿者:Takeuchi 今の株価はバブルか!?

地元、多摩大学の「現代世界解析講座ⅩⅣ」をインターネットオンデマンド受講で聴講しています。

2回(4/22)は、法政大学大学院の真壁教授による「世界経済の行方と金融市場動向」でした。

 

金融経済には様々なテーマがありますが、しばしば世間を二分するような議論が巻き起こります。

日経平均株価は、今年の2月に、平成バブル以来、306か月ぶりに3万円を回復しました。

コロナ禍という厳しい経済環境にあって、今の株価は果たしてA.バブルか?B.バブルではないか?

というテーマもそのうちの一つです。

 

そこで真壁教授はどちらなのか、ということですが、A.バブルである、の立場でした。

各国の中銀は、デフレ脱却のため、金利をゼロあるいはマイナスに引き下げると共に、量的緩和を

進めてきましたが、コロナ禍への対応のため、ギアをトップにあげたことで、世界同時大規模金融緩和の

様相を呈し、市場にはお金が溢れかえっています。こうして余ったお金は、金利がつかない預金ではなく

株式市場に流れ込んだ結果が万円回復という訳です。

では、バブルはいつはじけるか、という点です。

教授によれば、米国ではインフレ懸念が頭をもたげており、2022年後半から2023年にかけた金利上昇を

トリガーとしてバブルがはじけるという筋書きです。

 

ところで、証券会社のエコノミストは、総じて強気です。

曰く、「平成バブル時代のPER50倍、60倍と理論を超えた株価がついており、まさに、バブルだった、

といえるが、今は20倍ちょっとで、業績に裏付けされた適正範囲の株価である。」

 

真壁教授の略歴を見ると、元銀行員ということでした。

株価がどうなるか、自分にはよく分からないため、今回は、強気の証券VS慎重な銀行、という構図で

整理した次第です。

 

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