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- 世界の海はプラスチック・スープ~すべては人類にはね返るゴミ問題~
小谷野です。
カンヌ映画祭や先の東京国際映画祭でも話題になった、
英国ドキュメント映画「ゴミ地球の代償(TRASHED)」を見せて頂きました。
また、プラスチック汚染研究の先駆者である、東京農工大の高田教授
(http://www.tuat.ac.jp/~gaia/prof.html )の話も
直接伺うことができました。
映画は、レバノンのゴミ捨て場のショッキングな映像から始まり、
ゴミの埋立処理の危険、焼却の危険、海洋流出など世界中の現場を取材して
作られた作品でした。
ゴミとして流出したプラスチックは分解することがなく、
有害物質と融合しながら世界中の海に浮遊、沈殿しているのです。
レジ袋で命をおとす鳥や魚、プラスチック粒子を大量に摂取している魚たちの環境ホルモン問題は、
人類にはね返ってくるのです。
コンビニ、スーパーのプラスチックバックは毎年何兆枚も生産され捨てられています。
環境先進国ではプラスチックバックを廃止して、マイバッグを持っていない人は、
バックヤードにある段ボールに入れて帰れ、というスーパーも増えてきました。
日本はまだ、一部有料制の取り組みにとどまっています。
*映画の予告編:( http://2012.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=177 )
*出版物:『プラスチックスープの海』(NHK出版)
( http://www.nhk-book.co.jp/engei/qa/shop/main.jsptrxID=C5010101&webCode=00815602012 )
映画は、アインシュタインの言葉で締めくくられていました。
・利口(clever)な人は問題を解決する。
・ずる賢い(wise)人は問題を避ける。
~ マイバックを持ち歩きはじめた 小谷野でした ~