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- 感情戦略 ~感情を信じるな~
小谷野です。
「感情戦略(日経BP社 2023.1 Brianna Wiest著、松丸さとみ訳)」を読みました。
あなたは、これをした方がいい、あるいはやめた方がいいと分かっているのに、どうしてもできない、気づくといつもしてしまう。このような自己破壊的行為を繰り返すのは、怠惰だから、無能だからではない。それを覆い隠す感情としっかり向き合うことができていないのである。
(感情が何を伝えようとしているかに、耳を傾ける)
*怒りは自分が何を大切にしているかを教えてくれる。
怒りは他の誰かに向けるのではなく、自分の人生で変えるべきものを変える助けになるものである。
*「嫉妬」の奥を見つめる
嫉妬することにより、本当にやりたいことをごまかすという自己破壊的行為をしていたことに気づき、真に取り組む心の準備ができるようになる。
*後悔は「将来絶対やるべきことは何か?」を教えている。
嫉妬と同じように、将来的に絶対やるべきことを教えてくれる感情である。
(感情は抑圧ではなくコントロール)
例えば、「あれか、これか」の二択は危険。
人の心を不安にさせる二分法である。
「あれか/これか」ふたつの極端な結論を選んでしまいます。
「失業したら、私はどうしようもない人間だ」
「あんな怖いことが起きたら、もう続けられない」
あらゆる可能性を無視して、結論が飛躍して、激しい動揺を生みます。
自己破壊的行為は、心の知能指数(EI=Emotional Intelligence)の低さから来る。心の知能指数とは、体の中から湧き上がってくる感覚を解釈し、その感覚が人生について何を教えてくれるのかを理解する能力である。
自分の達人になる。人生の結果を決めるのは、何が起きたのかではなく、どう反応したかである。
~怒りは敵と思え(徳川家康遺訓)、小谷野でした~
