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- 新しい日本銀行券 ~2024.7.3発行~
小谷野です。
日本銀行本店の向かいにある別館に、貨幣博物館があるのをご存じでしょうか。
来週2024年7月3日に、20年ぶりに日本の紙幣のデザインが変わります。
これを受けて、現在特別展「新しい日本銀行券2024 匠の技とデザイン」(~2024.9.28入場無料)を開催しています。
日本のお金の歴史がすべて分かる場所と言ってよいでしょう。
最初の日本銀行券には、商売繁盛などお金に関係する七福神の大黒天が描かれていたのは驚きでした。
博物館では、紙幣で1億円分の重さも体験できます。
来週からの新しい紙幣の顔は、
*1万円札は渋沢栄一
*5千円札は津田梅子
*1千円札は北里柴三郎
ですが、
Q:なぜ紙幣のデザインに人の顔を使うのか
A:お札のデザインに肖像が描かれるのは、人の顔や表情のわずかな違いにも気づくという人間の目の特性を利用しているそうです。
さらに今回は、偽造防止の技術として、世界初の3Dホログラム技術の導入、コピーができないマイクロ文字、傾けると左右にピンク色の光沢が見えるパールインキ、目が不自由な人が指で触って識別できる深凹版印刷、紫外線に反応する特殊発行インキ、お札を傾けると文字が出る潜像模様、などなどたくさんの技術が、盛り込まれています。
電子マネー決済が増えても、リアルな現金の需要は当面なくなることはないと思われます。
今回のようなデザイン変更は約20年サイクルのようですが、次の紙幣の顔は誰になるのでしょうか。
~20年後の新紙幣を見られるか、小谷野でした~