新型コロナウイルスの影響で中止に追い込まれた「第102回/夏の甲子
園大会&地方予選」ですが、47都道府県で独自大会の開催が決定し、
各地で熱戦がスタートしました。
高校3年間を野球に捧げた球児の熱い思いが世の中を動かしたものと
思います。私も、この時期になるといつも、高校生活をかけて臨んだ
40年前の第62回愛知県大会を思い起こします。
さて、本日は、当時の野球部の同級生が新書を著したということで
本の紹介をさせて頂きます。
新型コロナウイルス第2波が懸念される中、ウイズコロナと中長期的
に向き合うための指南書ともいえる“日本経済予言の書(PHPビジネ
ス新書)”です。
著者の鈴木貴博氏は、大学では物理学を専攻しながら社会人になって
からは経営戦略コンサルタントとして活躍してきました。
シャープな理系頭脳を駆使して、様々な角度から柔らかく、時には
ミーハーに経済社会を斬るその洞察力にはいつも感心させられており、
書店で彼の著書を見つけると密かに購入して自分のサラリーマン人生
の肥しにしてきたものです。
電気工学を学び技術者であった“東野圭吾”は推理小説のベストセラー
作家となりましたが、私の中で彼は「経営戦略コンサルティング業界
の東野圭吾」との印象です。
以下は彼が本書で予言するいくつかのシーンです。
・アイリスオーヤマの乗用車がドン・キホーテで売られる。
・りんごの産地である青森県がミカンの産地に変わる。
・アマゾンがファミリーマートorローソンを買収する。
・自民党が崩れ日本にもポピュリズム政権が誕生する。
・トヨタとグーグルが合併して時価総額200兆円企業となる。
このフレーズだけ見ると一見荒唐無稽の話に思われますが、本書を
読んでそのストーリー展開を是非味わってみて下さい。