「事柄に対し如何にせば道理にかなうかをまず考え、
しかしてその道理にかなったやり方をすれば国家社会の利益となるかを考え、
さらにかくすれば自己のためにもなるかと考える。
そう考えてみたとき、もしそれが自己のためにはならぬが、道理にもかない、
国家社会をも利益するということなら、余は断然自己を捨てて、
道理のあるところに従うつもりである。」
渋沢栄一著「論語と算盤」より
渋沢栄一さんと言えば、新しい一万円札に肖像が使われることとなった、
日本の資本主義の父とも呼ばれる方ですね。
渋沢さんの言う「道徳経済合一説」というのは、倫理と経済を両立させて、
人のため、社会のために尽くすことに道理がありますよ。
というようなものです。ざっくりしすぎでしょうか。
さて、渋沢さんがどのような方だったのか、みなさんはご存じなんですかね。
2021年の大河の主人公になるみたいですが、ここでざーっとおさらいしましょう。
生まれは1840年、古い・・・江戸時代の後半です。
強烈な尊王攘夷思想の持ち主で討幕の計画まで立てるほど血気盛んでした。
1867年、徳川慶喜の幕臣となり名代としてパリの万国博覧会に参加・・・(急に!!)
1年ほど西洋文化に触れたのちに帰国。時代は明治に移り替わります。
・・・長いですね。やめましょう。
調べればたくさん書籍等がありますので、調べてみてください。
ではまた。