この2か月の間、世間では様々な事件が起きましたね。
都知事辞職、英国EU離脱、ダッカやニースでのテロ、参院選、ポケモンGO…
サッカーでは欧州選手権でポルトガルが悲願の優勝。
フランスとの決勝戦、前半早々に怪我で戦線離脱したエースのロナウドが、ピッチの外から必死で仲間を鼓舞していたのが印象的でした。
エースを失ったがゆえに、逆にチームが団結したことが勝利につながったのかもしれませんね。
チームの団結による勝利といえば、昨シーズンプレミアリーグ制覇したレスターも。
岡崎が全38試合の心境を振り返る「未到 奇跡の一年」を読んでみました。
印象的だったのは、
「“チームのために”と思っている選手はレスターにはいなかった」
「自分のやれることを100%やる。それが結果としてチームのためになった」
それを可能ならしめたのは、
「選手の特徴をじっくりと見極め、適材適所に配置し、各々のストロングポイントを引き出していった」
ラニエリ監督のマネジメントだったと。
企業経営では、経営理念を共有して、組織のために貢献させるために様々な試みがなされていると思いますが、
なかなか成果につながらないと嘆きの声も少なくないかと。
発想の転換で、異なる考え方の人が集まっているのだから、ひとつの考えに無理にまとめようとせず、
むしろ個々人それぞれの希望や得意とすることを見定め、適材適所に配置することで、
結果として組織目標を達するように仕向けることが現実的なのかもしれませんね。
今月のFPジャーナルにもそんな記事が載っていました。
一人一人の特徴を生かす、という考え方は色々な場面で大事なことですね。