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2014年04月01日 / 投稿者:Hasegawa カイゼンしましょ

先日の連休中にTBSで放映された2夜連続のスペシャルドラマ「LEADERS」面白かったです。戦後間もない頃のトヨタ自動車創業者、豊田喜一郎氏がモデル。敗戦後の日本再興のために「 日本人の為の車を、日本人の手によってゼロから全て創り上げる。それが俺の理想の国産車だ。」という目標を掲げ、命懸けで挑戦されたのだそうですね。感動しました。

ドラマに触発されて、コンビニで目にした「トヨタが「現場」でずっとくり返してきた言葉」という本を読んでみました。いくつか気に入った言葉と出会えました。「昨日のことは忘れろ。明日のことは考えるな」、「責任追及より原因追究」「診断士ではなく、治療士になれ」など。

とりわけ、「カイゼン」に関する言葉に魅かれました。
「自分の仕事が不要になるほどの改善をしろ」
「「辛い」「しんどい」と感じたら、「どうすれば楽になれるか」を考えよ」
「改善は永遠にして無限である」などなど。

MBA流チームが勝手に結果を出す仕組み」という本にも、トヨタ生産方式の素晴らしさについて言及されていました。欧米の多国籍企業、例えば、アマゾン、ボーイング、ZARAなどの名だたる企業も、トヨタ生産方式を参考にしているのだそうですね。

この本のテーマは、「人と組織のマネジメント」の方法についてなのですが、エッセンスを紹介すると、組織のマネジメントは、「行動」、「結果」、「環境」の3要素をコントロールすることらしいです。

「行動」マネジメントは、例えば、あいさつや言葉遣い、マニュアルやチェックリストなど、標準化された具体的な行動を指示して、その通り行動することを求める手法。
「結果」マネジメントは、目標だけ定めて、具体的なプロセスは各人の自由に任せる手法。
「環境」マネジメントは、経営理念やナレッジの共有など、ベースとなる組織の文化や風土を作り出す手法。

それぞれの手法は一長一短があり、これら3つの要素を組み合わせ、メンバーの個性や熟練度、役職などによって、その割合をコントロールしつつ、バランスをとったマネジメントが望ましいのだそうです。なるほど。

そして、理想形として、当初は「行動」マネジメントに従っていたメンバーが、熟練度が高まるにつれて徐々に「結果」マネジメントの割合を高め、自由に行動した結果得られた成功体験が、新たなノウハウとして「行動」マネジメントに落とし込まれる、“ノウハウの循環サイクル”が自発的にグルグルと回る。このような文化が醸成されるような「環境」マネジメントがなされるべきだと。なるほど、なるほど。

トヨタで繰り返された言葉のとおり、「「がんばる」のではなく、みんなが「がんばらなくてもいい」ように」改善が繰り返されることを、「風土となるまで、習慣となるまで、やり続ける」ことで、やがて大きな成果が得られるのでしょう。そう信じて頑張らないと、ですね。微々なりとも。

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