毎年繁忙期がひと段落する3月下旬頃、次女の誕生日祝いもかねて東京ディズニーランドに泊りで出かけるのを数年続けています。何回か定期的にいっていると「また行きたい」と、いつしか、むしろ親の方が思っているのに気づきます。
TDLについては様々な書籍が出版されていて、そのいくつかはそこで働くキャストとよばれる従業員さんたちの素晴らしさをテーマにしていますが(例えばこれ)、実際訪れてみると彼らに関心することしきりでした。
ジャングルクルーズで、何度スベッてもめげない強いメンタルを持つ船長さん。
センターオブジアースで、地底探検の“体験談”を熱心に語る地底探検隊員さん。
ホーンテッドマンションで、怖くて泣きじゃくる娘達をなだめようと、ミッキーが隠れているとこっそり教えてくれたメイドさん。
皆「訪れたお客さんを楽しませる」ことに純粋な喜びを感じているようでした。
明確なビジョンを共有するとともに具体的な教育プログラムによってきちんと訓練をされているのだなと判ります。
また2年前の震災時の対応の素晴らしさも語り草になっていますね。私たちは1週間後に行く予定で当地での被災はしませんでしたが。
当日の来場者7万5千人をパニックを起こさず誘導し、ショップのぬいぐるみを防災ずきん替わりに、空腹をまぎらわすためにはお土産用のお菓子を配ったり、各キャストが自発的に行ったのだそうですね。10万人の来場者を想定し、年間180回、2日に1回の防災訓練を重ねていたという裏付けがあるのだそうです。
「きみがどんなに強くても、僕には夢があるんだ」
ディズニーシ―のファンタズミックという水上ショーで、魔法使いの弟子であるミッキーがドラゴンと対するときのセリフに、娘を肩車しながら少し勇気づけられもした42歳の春でした。