以前にも紹介したことのあるイグノーベル賞について
覚えていますか、覚えていませんね。
量産型ブログのある日常。
さて、イグノーベル賞はノーベル賞とは違い、ユニークな研究に対して贈られる賞で、賞金はなんと10億ジンバブエドル!!
ジンバブエドルは日本円に直すと0円なので、本当に栄誉だけが贈られる賞です。
ちなみに18年連続日本人が受賞しています。
ことし受賞したのは、「コイントスをしたときに表と裏の出る確率は50%ずつではない」というものです。
具体的には、コイントスをしたときに上を向けている面が下の面よりもわずかに出る確率が高い、ということを実証した研究ですね。
この研究、ユニークさもさることながら、48人が46種類の硬貨をコイントスしてそれぞれ表裏の出る確率を一回一回まとめたというものすごく地味で時間のかかる方法で実証されています。
コイントスした回数・・・・350757回。
わけがわかりませんね。
で、この結果、上向きにした面の出る確率が51%とわずかに高いことがわかりました。
結果も地味・・・だけど、これは努力の結晶というか、すごい研究ですよね。
そしてそれを日本人がやったという・・・ほんとうにすごい。
「普通の人間は、奇跡を起こせるステージまでたどり着けないのだ。
裏を返せば、奇跡というものは、起こした人間にとっては、ただの出来事に過ぎないのかもしれない。
宝くじで一等を当てるような人は、大抵、宝くじをまとめ買いする人だとも言うし……。
偶然に見えるものはすべて必然。
勝つものは勝つべくして勝つし、負けるものは負けるべくして負ける。
そう言ってしまうと、味気ないが……。
いや、そういう話をしたかったのではなかった。はずだ。」
『不敗のギャンブラーと失敗の請負人』より。
ではまた。