「私の握力は3トンです」
10月下旬、保育園に息子を迎えに行った際、保育園の入り口で小ぶりのカマキリを見つけました。
息子にとって初めてのカマキリとの遭遇だったため、せっかくなら手に取って見せてあげようと思い、
捕まえようと手を伸ばしたところ、サッと振り向きざま鎌の反撃をくらってしまいました。
思わぬ反撃に「痛っ」と言ったところ、びっくりした息子が大泣きし、あやしているうちにカマキリには逃げられてしまいました。
その晩、自分が小学生だった頃に大カマキリを捕まえて喜んでいた記憶を思い出しながら眠りについたところ、
夢の中でカマキリに言われたのが冒頭のセリフです。まるで某国民的漫画での悪の帝王を彷彿させる言い方でした。
3トンというのはカマキリが人間大のサイズだった場合の鎌の力のようで、小学生の時に調べた昆虫図鑑に載っていました。
ちなみに、成人男性の握力は平均40㎏と言われているので、カマキリの握力は人間の約75倍です。恐ろしいですね。
少し話が逸れてしまいますが、何年か前に新聞か何かの記事で小中学生の昆虫離れが加速しているというものを目にしました。
昆虫の王様カブトムシも、今では捕りに行くよりも、お店で売っているのを買うケースが増えているとのことでした。
30代になってからも、夏に木に張り付いているセミを手づかみで捕まえて少し嬉しくなってしまう程度に昆虫好きな身としては、もったいないなぁと思った記憶があります。
今回は戦闘能力の高い昆虫だったことで失敗しましたが、息子には昆虫を好きになってもらいたいなと思うきっかけにもなったため、
今度カマキリやその他の昆虫を見つけたら、一緒に観察するところから始めたいと思います。