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2020年09月25日 / 投稿者:Iwasaki 量産型ブログのある日常。

 

 

ユーリー・ティモフェーヴィッチ・ストルチコフさん(1926年7月28日 – 1995年8月16日)は、ロシアの結晶学研究者で、X線結晶学の専門家でした。1990年にソ連科学アカデミー(СССР:1991年にロシア科学アカデミーに移行)の通信会員になっています。

世界的にはもちろん、国内においても特段有名ではなかったストルチコフさん。彼は1992年にイグノーベル賞文学賞を受賞したことによって脚光を浴びることとなりました。

イグノーベル賞は本来、ユニークな研究に対して贈られるノーベル賞と対を成す存在としての賞レースです。

 

科学情報研究所のデイヴィッド・ペンドルベリーさんが、研究所の学術データベースを使用して、1981年から1990年の範囲で最も多く学術論文を書いたのは誰かと調べたところ、最多数だったのは、この期間に948本の論文を単著ないし共著者となって発表していたストルチコフさんだとわかりました。平均すると、3.9日に1本の論文が発表されていた計算になります。
ストルチコフさんは、この期間に限らず論文を量産しており、生涯を通して2000本以上の論文に名を連ねたと言われています。
こうした量産の背景には、ストルチコフさんがソビエト連邦の体制下で、研究による多忙を共産党への入党を拒む理由としていたことがあったともされていますが、近年では、研究所の施設機器を利用した研究所内外の研究成果に関して、ギフトオーサーシップ(共著の実態がないにもかかわらず共著者とする行為)が常態化していた結果という見方が強いようです。

 

とはいえ、とはいえですよ。4日で1本の論文ですよ。とんでもないですね。

これぐらいの分量のブログなら毎日でもいけますけどね。

いや、やりませんけど。

 

ではまた。

 


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