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2010年03月09日 / 投稿者:Staffblog 接続詞

新幹線に乗るときに楽しみにしているものがあります。
雑誌トランヴェール。
いろいろな名所旧跡はもとより美味しいものの特集もあり楽しませてくれます。

私が最も楽しんでいるのは巻頭にあるエッセイです。
熟達した書き手が紡ぐ言葉の一つ一つの美しさ、それは単なるコミュニケーションの道具としての言葉ではなく、読み手を別世界に誘う魔法そのもの。
あっという間に時間が過ぎていきます。

前回乗った時、そのエッセイで気づいたことがありました。
およそ一ページ半に及ぶ文章で、接続詞を使ったのはわずかに一回。
プロの作家は接続詞に神経を使うと聞きますが、接続詞なくしてもこれほどに素直に読ませるとは流石です。

そんな折、接続詞の使い方に関する研修に参加する機会に恵まれました。
講師の方によれば、接続詞は文章の連接関係を示す機能を発揮する重要な言葉のようです。
先行文脈と後続文脈のつながりを滑らかにし、違和感を軽減する働きに素人はどれほど助けられたでしょう。

接続詞が文脈だけではなく、人間関係における違和感も軽減できればもっとよかったのですが。

Yuki

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