溜まった新聞を読み返していたところ、
「NASA「宝の山」に探査機」とういう記事が興味を惹きました。
米国東部時間10月13日午前(日本時間同日深夜)、
フロリダ州ケネディ宇宙センターから小惑星探査機「サイキ」が打ちあがったとのこと。
サイキが目指すのは、ほとんどが鉄やニッケルなどの金属でできた小惑星「プシケ」。
ニッケルなどの相場から換算すると、約1000京ドル(約15垓円。京は10の16乗、垓は10の20乗。)の価値があるとか。
ただし、約36億キロ(地球からの直線距離は約3億キロ?)の旅路を経て、サイキがプシケの軌道に到達するのは、約6年後の2029年8月だそうです。
これまでの開発費は打ち上げ費用を含み約12億ドル(約1800億円)。
プシケの潜在価値を換金するには、さらに相当の年数と資金が必要そうですね。
今回のプシケの打ち上げは、スペースXのロケットにより行われました。
スペースXは非上場ながら約1500億ドル(約22兆円)の評価額となるデカコーン企業ですが、
その成長を支えたのは、民間需要がほぼない中で、国(NASA)が顧客となり、売上にコミットしたからだそうです。
日本でも新技術開発に挑戦するスタートアップの支援を行うため新SBIR制度が導入されており、今後その成果が期待されます。
関与先のロケット開発会社も採択されました。
いつの日か、このような試みが宇宙の宝を掘り当てて報われることを願ってやみません。