スタッフブログ

2022年02月25日 / 投稿者:Hasegawa 出口がなければ入らない

先日、子供の塾からの通信物を気が向いて読んでみたところ、

大谷翔平選手が花巻東高校1年生のときに作成した「マンダラチャート」の紹介記事が興味を惹きました。

 

9マスのシートに、まず最終目標を真ん中に書き、その周りの8マスには、その最終目標達成に必要な要素を細分化して記し、さらにその8個の細分化目標を別の9マスのシートの真ん中に書いて、そのまた回りの8マスにその細分化目標達成に必要な再細分化目標を記す、というものです。

 

漠然と「こうしたい」「ああなりたい」と想うだけより、そのためにどうすればよいのか、掘り下げて考えるのに便利なツールですね。

 

それから間もなくSNSで、大谷選手を指導した花巻東高校野球部佐々木監督のインタビュー記事を見かけました。

 

2002年の就任当初は1学年10人程度で、地元中学校の有望選手に声をかけても、なかなか来てくれなかったそうです。「どうしていい選手が入ってきてくれないんだ。なぜ、オレの熱意が分かってくれないのか」と不満ばかりだったとか。

 

散々悩んだ末、辿り着いた答えは「顧客満足」だと。

つまり、入学して、その先、大学への進学や良い就職先という卒業後の進路、すなわち「良い出口」が必要と気づき、それがないと花巻東という「商品」を選んでもらえないと。そのために「企業に求められる人材を作る」ことを目標に据えたとのことです。

 

それは、例えば、選手一人一人に主体的に目標を設定させて、一日一日、昨日の反省点と改善点、今日の目標と決意を言葉にして書面化することだったり、「開拓者精神」を掲げ、常識を疑い、スポーツ科学に則った、合理的なトレーニングを、選手の個性に合わせて課すような試みに繋がっているようです。

 

こうした取り組みが、地元の良い会社への就職や希望する大学への進学により、社会人や大学でも野球を続けられると評判になり、野球の上手い子が入部するようになったのだそうです。

「出口がなければ、入口から人は入らない」

「人を入れたければ、良い出口を用意せよ」

 

企業の採用についても参考になる考え方だと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

引用:https://news.yahoo.co.jp/

PAGETOP

お問い合わせ