DX化の波が襲い掛かってきているんですって。
なんだよそれ、新しい仮面ライダーかよ、名前が長いんだよ。
って、思いますよね。
DXとか、どこの中二病だよ。
って、思いますよね?
デジタルトランスフォーメーションですって。
ますます、なんだよそれ、ってなりますよね?
では、定義から。
IT(情報技術)が社会のあらゆる領域に浸透することによってもたらされる変革。ビジネス分野だけでなく、広く産業構造や社会基盤にまで影響が及ぶとされる。
えぇ・・・。
嘘でしょ・・・。全然、説明になっていません。
国語のテストだったらバツつけられるやつです。
ごく一部のわかっている人たちがわかっていない人たちを置き去りにして、さも当たり前のように使われる言語として定着したものの、結局その大半は何言ってるのかよくわかっていないことばの代表例になりそうです。
さて、DXすなわちデジタルトランスフォーメーションというのは直訳すると「デジタル変換」です。
意訳にすると、「(社会や企業を)デジタル技術によって変換していく」ということですね。
でもまだ駄目。なんにも説明していません。
経済産業省が、いまの古い基幹システムのままだと2025年以降12兆円の経済損失が起こると試算しました。
これを”2025年の崖”といいます。
この2025年の崖を乗り越えるために企業や社会がデジタル技術を拡充していく必要がある。
という考え方が根本的なDXの推進目的です。
また、デジタル技術の進歩によって市場や社会生活にも大きな変化が起きているため、
市場のニーズやライフスタイルの変化に対応できる社会や企業の構造づくりにも新しいデジタル技術が必要です。
加えて、企業の機密情報や個人情報の監理のうえでも新しいデジタル技術を用いた防衛が必要です。
以上のようなことから、デジタル技術の革新と社会への浸透にあわせた社会全体での変革そのものを、
デジタルトランスフォーメーション=DXと呼ぶようになりました。
Degitalの「D」と、Transformationの「X」
えっ・・・?
Xがありません・・・。
英語圏の地域では「trans」を「X」と略すのだそうです。
なんだよ、その離れ業。
デジタルトランスフォーメーションは変革がもたらされること・・・。
デジタルトランスフォーメーション・・・化?
だとすると、「DX化」てことばは用法として正しいんでしょうかね。
「デジタル技術の進化に対応できる新しいデジタル技術」も、言ってて恥ずかしくないのかってくらい不思議な言葉です。
そんな難しいこと言わなくたって”情報技術が進歩してるから適応していかないとね”って言ったら済む話じゃないのでしょうか。
まぁ、変化についていけない者から淘汰されていくのだとすれば、むしろ私は淘汰されてしまいたいくらいですけどね。
ではまた。