今年になって風向きが一変してしまった業界は多いですが、バンド好きの自分はライブハウスが気になっています。
2月の大阪のライブハウスでのクラスターとその報道の影響は強烈でした。
今まで好きなバンドのライブがあれば当たり前のように足を運んでいた自分も、今年は一度も行かずで終わってしまいそうです。
行ったことがない箱であっても、閉店のニュースを見ると悲しい気持ちになります。
イベントやライブの開催について少しずつ規制が緩和されてきているものの、コロナ前の状況とは程遠いのが現実です。
新たな活路とも言われる無観客の配信ライブは、ライブハウスを主戦場にしているアーティストの場合、代替とするのは難しいようです。
自分もいくつか配信ライブを観ました。それはそれで楽しめるのですが、生ライブの価値を余計に感じる結果となりました。
一方、ライブハウスを音楽ライブ以外の場として活用したり、経営維持のため事業を立ち上げたり、アーティストがそれらに賛同し支援したり、という前向きな動きを目にする機会も徐々に増えてきました。
観客で満杯にできる日はいつ来るのかわかりませんが、居場所を守るための取り組みを見守り、自分もできる範囲で支援しつつ、生ならではの空気感を制限なく楽しめる日を待ちたいと思います。