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- 美術館も再開 ~中は異次元~
小谷野です。
少しずつ日常が戻ってきました。
長く閉鎖されていた美術館も時間枠予約制と感染対策を講じて、
一部がオープンすることになりました。
最近訪れたのは、東京上野の「国立西洋美術館」と
東京丸の内の「三菱一号館美術館」。
「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」
国立西洋美術館での会期が10月まで延長になりました。
名品が61点も来日しており、出品作は全て日本初公開のようです。
世界に6枚しか現存しない、ゴッホの向日葵(ひまわり)の
1枚も来ていました。
ひまわりの背景色が初めて黄色になった4番目の作品といわれています。
日本では、東京新宿のSOMPO美術館(旧東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館)が
1枚所有しています。
残念なのは、兵庫県芦屋にあったゴッホのヒマワリ1枚が
太平洋戦争の空襲で燃えてしまったことです。
イタリア・ルネッサンスのティツィアーノやボッティチェリの作品も来日中です。
「画家が見た子供展」
三菱一号館美術館での会期が9月22日まで延長になりました。
ナビ派(19世紀末の前衛芸術家)のボナール、ドニ、ヴュイヤールなどの
画家が追求したテーマ「親密」の題材になった子供達を対象とした絵画です。
純粋無垢、純情可憐、天真爛漫、天衣無縫などの四字熟語が
次々と頭をよぎり、コロナ禍を忘れさせてくれる絵画展です。
~現実逃避か息抜きか、小谷野でした~