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- 『私たちが地球に住めなくなる前に』~宇宙物理学者から見た人類の未来~
小谷野です。
先週2月7日に南極大陸で史上最高気温の18.3度を記録したそうです。
オーストラリアでは干ばつの森林火災から、大雨洪水ニュースが報じられています。
日本でも、昨年の台風19号のように異常気象の影響が今年も懸念されています。
英国の宇宙物理学者、マーティン・リース氏の『私たちが、地球に住めなくなる前に』
(2019/11/30 作品社)では、地球誕生から45億年経った今、
人類が地球全体の生態系に問題を起こす存在になったことを指摘しています。
私が子供の頃の教科書では(50年位前)、世界人口は35億人でしたが、現在77億人、
2050年には97億人と言われています。
リース氏は、この人口増加による二酸化炭素の増加、平均気温の上昇が
生物の生態系や多様性を脅かす怖さを語っています。
また温暖化問題以外で印象に残ったのは、バイオテクノロジー分野での警告でした。
インフルエンザ・ウィルスを簡単に、もっと有害に、もっと伝染力の強いものにする研究をしている
グループを批判していました。
突然変異の新型ウィルスへのワクチン準備が容易になるということを口実に
危険な研究を続けているが、新型ウィルスがバイオテロリストの武器になった場合の
病原の広まりは予測も制御が難しいことを指摘していました。
現在の新型コロナウィルス(テロではありませんが)への対処が困難なことにも現れています。
拡大予測や制御は困難で、Epidemic(特定地域の流行)からPandemic(世界流行)への移行の可能性が出てきました。
仕事で欧州を頻繁に往復する社長は、欧州の入国管理でアジア地域からの入国拒否が
いつ起きるのかと真剣に心配していました。
さて、ずっと身近な話です。東京都HPの地球温暖化対策「わたしたちにできること?」から抜粋です。
(家庭で)
・こまめな消灯、TVのつけっぱなしを止める
使わない電化製品は主電源を切り、コンセントを抜く
(水を大切に)
・シャワー、水道水は出しっぱなしにしない節水の徹底
(マイカーの自粛)
・公共の交通機関を利用、自転車、徒歩も
(買い物)
・買い物はマイバッグで
(植物)
・植物を育てましょう
~ マイバッグが様になってきた、小谷野でした ~