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- 吾唯知足~足るを知る~
小谷野です。
先日、自分の悲運や不幸について延々と語る壮年の方にお会いしました。
私は仕事柄、国の震災復興支援機構の仕事や地域の再生協議会の仕事で、
経済的にも精神的にも極度に追い込まれている人々を多く見ていますが、
この方はこれらの人々とは比較にならないほど恵まれた生活環境で、
不幸どころか平均以上の生活をされている方に見えましたので、その言動が不思議で仕方ありませんでした。
そこで、京都龍安寺のつくばいに刻んであった言葉を思い出しました。
「吾唯知足(われただ足るを知る)」
人間の欲望にはきりがないが、欲深くならずに分相応のところで満足することができる者は、心が富んで豊かであるという意味です。
俗人の私もまだまだですが、目指す境地は、「3畳一間でも君がいれば幸せ、仕事があれば幸せ、
家族が健康なら大きな幸せ」でしょうか。
~ 「吾唯知足」忘れると、いつも悲劇の主人公 小谷野でした ~