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- 過信の罠~ゴルフ保険~
小谷野です。
私の友人がゴルフでティーショットを左に引っかけ、運悪く隣のホールにいた人の眉間を直撃してしまいしました。
私の友人は救急車にも同乗し病院での対応など、誠心誠意で対応しました。幸い被害者のけがも深刻ではなく、また友人は高額のゴルフ保険に加入していたので、問題なく事件は終結すると思えましたが、大変な罠が待っていました。
罠とは日本で販売されているゴルフ保険の大半は「示談交渉サービス」がついていない事です。これが大きな悲劇を生みました。
病状確認、配偶者からの不平不満の長電話など、頻繁に被害者とその家族とのやりとりを加害者本人が全て直接行わなければなりません。
保険会社は弁護士法を理由に被害者との接触は拒否します。
この精神的な苦痛は大きく、保険の対象にならない賠償金にまでも応じる事になってしまいました。
企業経営の中でも、何も問題が無いと信じている事柄の再チェックは重要です。
過信したシステムや過信した人間が起こす問題は企業に大きなダメージを与えます。
内部統制システムの再チェックは重要です。