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- 健全な価値観に戻る~デフレ脱却~
小谷野です。
日本から渡米しNYで30年暮らす友人が久方ぶりに帰国したので、飲食を供にしました。
彼女の第一声は「日本の物価はどうなっちゃったの?」。
デフレが異常と指摘しました。円安だけの問題ではなさそうです。
特に飲食業界における、200円台の牛丼、500円未満のまともなランチ、質の高いコンビニ弁当の安さに驚いていました。
飲食業界の財務が健全なのかと調べみると、「好調」と言われる企業で、売上100に対して税前利益3(僅か3%)、
借入40(売上比40%も)です。
利益率1%未満は珍しくなく、借入が売上と同じという企業まであります。
新店舗の投資資金を利益でまかなえないので借入が増えるのです。
いち消費者としては、安いコトは良いことですが、正当な対価を払っていないのでは、との疑問が生じます。企業側は適正な値付けをしていない(できなかった)のは明らかです。
これは、飲食業界に限った話ではありません。
「価格破壊」が重要な経営戦略としてもてはやされた時代は終わりました。
健全な価値観が現在のキーワードではないでしょうか。
~ 1泊6,000円朝食付き この価値観が捨てられない小谷野でした ~