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- 公約の本気度~ドイツ訪問記[1]~
小谷野です。
ドイツを訪問しました。ドイツは東西統一から赤字国債の発行が続き、国の借金はGDPの80%超(日本は230%超)まで上昇し、危機的状況として財政再建を国際公約していました。
そして、本2015年、赤字国債の発行が46年ぶりにゼロとなり、公約を前倒しで達成するそうです。
日本は、2015年赤字半減、2020年黒字化を公約しましたが、昨年反古にして日本国債の格付けが中国・韓国以下に引き下げられました。両国に何故こんなに差があるのか、現地の経済人面々に聞いてみました。
まずは、政府の「本気度」が際立っていたそうです。
連邦基本法(日本の憲法)を改正し、財政収支均衡の原則や国債の発行制限条項(災害時は特別規定有り)を入れました。
また、消費税(現19%)を中心とした増税施策、当然に財政支出の削減努力、これを堅調な経済成長が支えたという構図でした。
日本では、公務員の給与が停止されたという話は聞きません。
日本国は一般企業と違い、国債発行という打ち出の小槌があるので、資金繰りを気にする必要が無いのです。