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- 安売りをしないドイツ人~ドイツ訪問記[2]~
小谷野です。
ドイツの1人当たりのGDPは日本よりも3割近く高い。
ドイツ人口の20%は労働移民であること、労働時間が日本より20%も少ないこと等々を考えると、実態差はもっと大きく感じます。
ドイツ人は、製品やサービスについて、高い価値観を維持し、安売りをしません。
スーパーで70円のビールが、大衆レストランで700円で提供されます。
「サービス」に対する付加価値の考え方、値入れは日本とはケタ違いです。
個人的には、これは健全な価値観と思います。
日本は、デフレ経済下、値下げが経営の中心戦略として続いてきました。
店内食事で、牛丼が300円(最近値上げしましたが)、外食会社の財務を見ても健全な価値観と思えません。
ところで、ドイツ製品は、品質が卓越しているので値段が高いのでしょうか。
電化製品や車など、日本製と独製を日常的に比較使用している現地駐在員の方々に聞くと、故障は日本製のほうが比較にならないほど少ないそうです。日本は、「人」手間による付加価値を、低く見る傾向が際立っています。