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- 息は「おのずのこころ」~深掘圭一郎氏を迎えて~
小谷野です。
プロゴルファーの深掘圭一郎さんを囲む機会がありました。
日本オープンを初めツアー8勝、最近はアマチュア・レッスンでも活躍しています。
彼の話によれば、日本のプロゴルファーの技術レベルは30年前とは比較にならないほど向上しているそうです。
これは道具の進化に加えて、ジュニアの個別の指導体制が確立され、いかに自分が強くなるかの教育が集中的かつ効率的に行われているからだそうです。
しかし一方で、勝つ教育に偏重しているので、若手選手の社会性レベルは驚くほど低くなっているそうです。
いわゆる体育会系の文化が通じないようです。周囲への挨拶はしない子が多く、先輩を君(くん)付けで呼ぶなど、社会性の低さはコミュニケーションに良く現れるそうです。
全く悪気が無いので指導方法に悩むそうです。
人材も専門性が高まってくると社会性が低まるという、ビジネスの世界でもよく見る現象ですね。
ところで、ゴルフスイング技術の話は、アドレス、トップ、フィニッシュのみ意識すれば良いとのシンプル講座でした。
心に残ったのは、リズム・調子が狂ってきたときは「息」で整えるそうです。
「息」は文字通り「おのずのこころ」であり、全ての基本と捉えているとのことでした。
確かに、息が合う、息が長い、息が掛かる、息を呑むなど、心の動きに関する言葉が多いですね。