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- 2000万人の爆買い~口コミの力~
小谷野です。
観光庁の速報値によると、2015年、訪日外国人の数は1974万人、買物額は約3兆5000億円だそうです。そのうち中国人が500万人で1兆4200億円の買い物、いわゆる爆買いをしたようです。
マイツグループ(中国事業支援で著名)から中国人爆買い事情についての話を聞きました。
流通業における店舗作りよりも、ネットの力が圧倒的に大きいようです。
・訪日中国人の買い物リストは日本に来る前に既にできている
プロモーションは、ネットによる事前の仕掛けが必要
・中国人は製商品を自分で比較検討せず、口コミで決定する
ブロガーなどのネットの影響力が大きい
・在日中国人65万人のうち、主婦層の口コミ発信力が大きい
・ネーミング(ニックネーム)も重要
神、白、健康・・・色も金色が好き。
・日本の購買エリアは地方都市にも
爆買いエリアは東京では銀座と新宿、今後は地方都市にも広がる
・中国経済は鈍化しても爆買いは続く
鈍化と言っても高い成長率であり個人所得水準の改善から観光旅行する人口は当面増え続ける
・リピーターが多くなり、単価は下がる可能性がある
ところで、カリスマ・ブロガーにお金を渡して製品評価を書いてもらう、やらせレビューはネット炎上をまねき、企業イメージを損なった事件もあったので、プロモーションの方法に注意が必要ですね。
攻めではなく、守りのネット戦略では、不当な企業・製商品評価、根拠のないランキング、事実無根の書き込みなど、ORM(オンライン・レピュテーション・マネジメント)が欠かせなくなっているようです。