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2025年06月24日 / 投稿者:Iwasaki 掌をあわせれば枯れていくもの。

 

「訓練された無能力」という言葉がありまして。

ある状況において目的合理性の高い行動を訓練により身につけたことで、前提の異なる別の状況にもその行動を適用してしまい、そのことで大きな損害を招くこと。
また、その前提を見直して行動を修正することができず、同じ行動を繰り替えして損害を積み重ねていく状態のこと。

 

こんなに小難しい表現しなくてもいいんですけどね。
「マクドナルドに1人で買い出しに行って、てりやきバーガー50個注文したのに『店内でお召し上がりですか?』って聞かれた!」
みたいなエピソードありますよね、アレです。

 

マクドナルドのようにファストフードで店内飲食と持ち帰りが選べるような場合、かならずどちらか確認するというのは店側のルールです。

特に現代では店内食と店外食で消費税によって値段が変わったりもしますから、むしろ確認して当然といったところです。

むしろ確認しないことのほうが多くのトラブルを生む可能性があるくらいのことです。

それはもう絶対にそう。

それなのに・・・

ちょっと考えればわかることなのに~
マニュアル通りにしか動けないから~

と、そういった行動はひどく責められがちです。

当然のことなのに。

で、特定の訓練を受けたことで応用力のない無能になったと揶揄されたことばが「訓練された無能力」です。

 

でもこれ、基本に忠実であるという点においてとんでもなく優秀です。
無能なんてとんでもない。
まずもって、”基本に忠実な行動を起こせる”人がどの程度いるのか、ということですよ。
例外的な対応を強いられない限りは着実に業務を遂行できるという点においてはめちゃめちゃ有能な気がしてきませんか?
応用力なんてもんは二の次です。基本がなっていないのに応用なんてできるはずもありません。
まず基本、ついで応用。

 

え、もしかしたら「訓練された無能力」持ちたいかもしれない。
いや、もちろん問題起こしちゃうとなると話が違うんですけどね。

 

どうしたものか、って思っています。

 

ではまた。

 

 

 

 

 

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